- 非英語圏への留学を検討している人
- ポーランドの大学へ進学するメリットを知りたい人
こんにちはAyakaです。
「ポーランドの大学に行って良かったことは何ですか?」はよく聞かれる質問の一つです。
今回は非英語圏での大学生活にどっぷり浸かっている私の視点で、ポーランドに限定せず、他の非英語圏の国々にも共通して言えることであろうことを含め、非英語圏へ留学するメリットだと思うところを書いていきます。
ただ、私が行ったことすらない国との比較、英語圏への留学との違いを考慮できていない可能性もあることを承知でお願いしますね。
- メリット① 英語以外の言語が学びやすい環境
- メリット② 英語ネイティブではないからと言い訳しない
- メリット③ 出会える人が多様に富んでいる
- メリット④ 英語の便利さ&限界が分かる
- メリット⑤ 自分を覚えてもらいやすい
メリット① 英語以外の言語が学びやすい環境
非英語圏ということは、現地の方々が使う言語が英語ではない(ことが大半)です。
現地の英語浸透度によりますが、日常生活で英語以外の言語を使う機会が多く、新しく学ぶ言語の上達の速さが実感できると思います。
既に現地語のレベルが高ければ、その言語で授業を受けることもできますね。
私のいる環境は、本来であれば、大学では英語、大学の外国語でスペイン語、生活全般はポーランド語を使い分けて、3ヵ国語を上達させることのできる環境にあります。
しかし、私は、ポーランド語の本格的な学習は一切止めてしまったので、環境の使い方を上手く利用できるかどうかは結局本人次第です。
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メリット② 英語ネイティブではないからと言い訳しない
既に述べたように、非英語圏に留学すると大抵現地語は英語ではありません。
現地の学生、自分と同じように留学している他の学生も英語ネイティブではないことが多いです。
もちろん中にはバイリンガルとして生まれ育った人、英語圏で育った人もいます。しかし彼らは大多数ではないでしょう。
大学の授業では現地語開講と英語開講両方あることが基本です。
英語開講はしかり、現地語開講にも留学生向けの授業が組まれていたりするので、「自分は〇〇語ネイティブじゃないからしょうがない」などの言い訳が通用しません。
ネイティブではないのは自分だけではないからです。
皆、完璧でなくとも自分なりの英語、現地語を日々使っています。
メリット③ 出会える人が多様に富んでいる
人気の留学先はまだまだ英語圏であるイギリスやアメリカです。
世界的に有名な研究機関が集まっている国でもあるので選ばれるにはそれなりの理由があります。
そういった国々で出会える人々も様々なバックグラウンドをお持ちでいらっしゃることでしょう。
しかし、非英語圏という「普通でない」選択をする人たちの話は本当に面白く、人生は一通りではない、世界には無限に選択肢がある、世界には実に色々な事情があるということを再認識させられます。
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一例だけ挙げます。
ペルー出身のAさんは高校卒業後、政府の奨学金でトルコの大学へ進学しました。しかし、近年のトルコ国内の情勢によって、外国人であるAさんへ住民からの差別や一方的な非難を受け、もうここにはいられないと感じ、卒業まで残り1年を残してポーランドの大学2年生へ編入しました。
Aさんの例はハッピーな事情とは言えませんが、本人はポーランドの大学へ編入することができて今は概ね満足しているようです。
私は彼女と出会って、自分がいかに恵まれた状況にいるのかを改めて感じ、勇気をもらいました。
メリット④ 英語の便利さ&限界が分かる
日本以外の国へ1ヵ国でも訪ねたことのある人は、どこかで英語を見るか聞くかしたことがあると思います。
日本を出る時は飛行機が大半だと思うので、空港には必ず英語表記がありますよね。
それくらい英語は世界中の至るところに浸透しています。
私のいる大学でも、非英語ネイティブの教授が英語を使って、非英語ネイティブの生徒に授業を行うように、英語は世界中の意思疎通の手段として多大な役割を担っていることが伺えます。
しかし、いくら浸透度が高いと言っても、非英語圏では英語だけではどうにもならない場合があることにも気付きます。
買い物のレジ程度ならジェスチャーでなんとかなるコミュニュケーションも、政府に提出する書類は必ず現地語で書かなければいけなかったり、商品の詳細は現地語だけで書かれていたり・・・。
現地語なしで生活に不便はなくとも、その国の文化を理解しようとすると、現地語の意味を知っていないと分かりにくいこともあります。
一番分かりやすいのはジョークです。日本語のジョークを日本語が全く分からない誰かに説明しようとした経験がある人には頷いていただけると思いますが、日本語には日本語でしか表現できないニュアンスがあります。
説明できたとしても、ジョークを言った瞬間に笑った訳ではないので、納得を含めた愛想笑いになります。
非英語圏に留学することで英語の便利さと限界両方を身をもって感じることができるでしょう。
メリット⑤ 自分を覚えてもらいやすい
日本から他国へ留学する人の数自体は年々増えていますが、実は1年以上留学する人は昔からそんなに変わっていないのです。
むしろ減っているという統計もあります。
株式会社フォンオブライフの運営するEducation Careerのサイトで、留学期間別の日本人留学生の推移がまとめられています。
何が言いたいかといいうと、正規で留学する日本人はまだまだレアな存在だということです。
特に私が留学先として選んだワルシャワ大学は、日本人の交換留学生すら少ないです。
正規留学生として私の学部にいた日本人は私を含め2人だけ。その上1人は1学年上の先輩だった為、同学年には私が日本代表でした。
レアな存在であれば、教授や友人から、覚えてもらいやすいです。
ポーランドはヨーロッパの中でも特に白人が多い国であるので、そもそも東アジア人の存在がかなり珍しいです。
ある授業のテストで、他の生徒は受付で学生カードを出して顔認証を行っていたのですが、私の番が来てカードを出そうとすると、教授が「あなたはいいわ、私覚えてるから。どうぞ入って」とまるでVIPのような対応をされました(笑)
人生初の顔パスです!
もちろん、良くも悪くも目立って覚えてもらいやすいので、悪い行いをすればそのイメージが定着していまいかねないので、くれぐれも日々の言動にはご注意を!
今回は非英語圏へ留学するメリットを5つご紹介しました。
細かなメリットを挙げればキリがないのでここら辺で終了しておきますが、やっぱり最終的に留学は楽しいですよ!
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