こんにちは、Ayakaです。
留学してから、2回目の一時帰国中です。
前回一時帰国した時から思っていたことですが、日本って本当に素晴らしい国だなと改めて感じさせられています。
特にコンビニ最高!!!
ただし、1つだけ「ちょっとこれは・・・」と思うことが。
店員さんの対応、丁寧すぎません?
分かりますよ、日本は礼儀やマナーをとても重んじる国であり、世界中でもそこが評価されていることは。
でも、時を経て、これだけ機械でできる仕事が増え、人手不足だと散々言われ、店員さんもお客さんも「時は金なり」なりのように忙しく働いている世の中で、「お客様は神様」を続けるのはもう限界ではありませんか。
個人的な話をすると、私はヨーロッパに住んでいます。
一方的な日本批判は大嫌いですし、日本がヨーロッパのようになる必要はない<と思います。
なんでもかんでもヨーロッパを中心に語ると、それこそ欧州中心主義の考え方になってしまいます。
ヨーロッパと一口に言っても、フランス、ドイツ、イギリス、ポーランドなどなど様々な国があるので、国によっても客と店員の関係が多少異なります。
例えば、私が訪問してきたヨーロッパ諸国で、一番接客が丁寧だと思ったのは、イギリスでした。
反対に、私の住んでいるポーランドは、特にスーパーマーケットでの接客が雑だと感じました。
でも、この私の感じる「雑」も、日本基準になってしまっているからなのかもしれません(ポーランド人の友人によると、現地人でもムッとするようことがあるようですが・・・)。
私がスーパーに段ボールを貰いに行った時、Google翻訳を使って、ポーランド語の文章を見てもらおうとしたのですが、「私英語分からないから他あたって」と全く取り合ってくれなかったり、「僕新人だから分からない、ごめんね」と言われたり・・・。
悪い癖ですが、「あ~、日本だったら、新人でも、言葉が通じなくても、他の人に聞いてくれたりするのになぁ」と比べてしまいました。
日本に帰ってきて、いわゆる逆カルチャーショックを受けました。
店員さんが、私が聞いていないことまで、気を遣って用意をしてくださったことが多々あり、「なんだこの人たち天才か!?」「私は特別なのか!?」と、冗談ではなく、本当に思いました
しかもそれを、私と同年代の学生さんたちですらしているので、頭が上がらない思いです。
残念ながら、お客さんの中には、店員さんを一人の人間として尊重して接する人ばかりではなく、「私/俺は客なんだから、あいつらが私/俺をリスペクトして当然だ」という態度を前面に出す人もいます。
要するに、客の権力を振りかざして、これでもかあれでもかと文句を言ったり、難しい要望をしたり、難癖をつけてきたり・・・。
日本語には、「お客様」、「店員さん」という呼称があるように、お金さえ払っていれば、お客さんの方が立場が上ですよね。
しかし、既にサービス業の多くは、外国人研修生や留学生の仕事先となっています。
これからも、国内の人口減少に伴い、日本でサービス業につく“外国人”は増える一方でしょう。
そんな中、日本が、これまでと同じ「お客様は神様」精神でいて、欲しい人材を獲得できるでしょうか。
正直、日本生まれ、日本育ちの私でも、相当なストレスがかかることが目に見えているこのような環境では働きたくはありません。
客が権力を振りかざしていても、誰も得はしません。
働く人の心も身体も疲弊してしまいます。
“外国人”はもっと大変でしょう。
日本は自動販売機などがあちこちにあるように、トヨタなど自動車産業が有名であるように、もともとはイノベーションの国として有名だったと思います。
ロボットなどの技術面も世界的に有名です。
せっかくなので、こういった機械を活かさない機会はありません。
まとめ
日本の、お客さまに対するサービスは、世界最高と言っても過言ではないと思います。
ただ、サービスを受ける側も、店員さんが一人の人間であることをもっと尊重して接すべきです。
チップなしで、こんなレベルの高いサービスを提供している店員さんこそ、神様です。
私はお客さまになることの方が多いですが、私は神様ではありません。意思を持った一人の人間です。
何かと働き方改革が叫ばれていますが、働き方改革とは、休み方改革、雇用方法改革であると同時に、お客さんのマナー改革でもあると思っています。
技術を上手く利用しながら、人間がすべきことは互いが互いを尊重し合って共存する。
当たり前だ!と思いますが、簡単そうでなかなか実行に移すのは難しいです。
最後に、働いている皆さん、いつもありがとうございます。