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海外大卒に必要な場合が!学士論文ディフェンス|何それ楽しいの?

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こんにちは、Ayakaです。

 

「ディフェンス」という言葉を見て、サッカー、もしくはバスケの話だと思った方、お帰りください(笑)

 

今回ご紹介するのは、そっちのディフェンスではありません。学問の方のディフェンスです。

 

しかも、ちなみに、私はサッカーより野球派です(笑)

 

さて、冗談はさておき、つい先日やっっっっっと終了した私の学士論文のディフェンス。

 

コロナの影響をもろに受け、例年よりだいぶ遅れて9月上旬の決行となりました(例年は7月~8月の間に終了することが多いそうです)。

 

日本の大学でも、学士論文を書いて卒業された方がいらっしゃると思いますが、私が卒業する大学では、学士だろうと博士だろうと、全員が論文を書き、これから解説するディフェンスをパスしなければ卒業できません。

 

Google先生で検索したところ、博士論文に関する情報は多く出てきたのですが、学士論文に関する情報、それも海外大学の情報が(ほぼ)無かったので、今後海外で学士を取得する予定の方向けに、ご紹介しておこうと思います。

 

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正直に言うと、ディフェンス前は数日間ずっと緊張し、ソワソワしていました。

 

「分からない質問をされたらどうしよう」「これ受からなかったら、今までやってきたことが全部水の泡になる」「パスできなかったら、学費無駄になるよね・・・」などと考えていたからです。

 

これからディフェンスを受ける人に、「心配しすぎるな」と言うのはちょっと無理な話です。

 

だって、パスできなかったら本当に卒業できないんですもん。

 

ただ、油断は禁物ですが、盗作せず、自分で論文を仕上げている限り、パスできないことの方がレアです。

 

今回は、そんな海外大学学士論文ディフェンスについて、筆者の経験を元に解説&紹介します!

 

と言っても、海外の大学全てに、卒業要件として、学士論文執筆が課されているわけではありません。

 

私の通ったUniversity of Warsaw(ワルシャワ大学)は、卒業要件の1つに卒業論文の執筆&ディフェンスの通過が課されていますが、

 

アメリカの4年制大学に通ったアメリカ人の友人は、「自分の大学の学部には、卒業論文は無かった」と言っていました。

 

よって、卒業要件に卒業論文の執筆が課されているかどうかは、一口に海外の大学と言っても、大学によって異なるので、ご自身で確認をお願いしますね。

 

 

 

 

そもそもディフェンスって何?

 

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「サッカーの話じゃないですよ~」と伝えておきながら、論文のディフェンスが一体何なのかをお伝えしていなかったですね。

 

詳しい解説は、こちらのページを読んでいただいた方が良いと思いますが、私なりの言葉で簡単に言うと、

 

自分で論文を書いたこと、又、論文に書いた領域について熟知しており、批判的に考察する力を有していることを証明するための試験”

 

だと思っていただいて結構でしょう。

 

 

ディフェンスの形式

 

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ディフェンスの形式は、細か~く分けるともっとあると思いますが、今回は2パターン紹介します。

 

1つは、筆者が経験した、ひたすら試験官からの質問に答えるパターンです。

 

筆者のディフェンスでは、試験官が3人おり、1人は司会進行役のような立場、別の1人は筆者のスーパーバイザー(論文執筆にあたり指導してくださる教授。日本でいうとゼミの教授のような立場)を務めてくださった教授、もう1人は同学部の別の教授でした。

 

※ちなみに、私のディフェンスはオンラインで行われました。カメラとマイクを終始オンの状態にし、録音をすることが条件です。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、自分の学部学科(筆者の場合は国際関係学科)で専門を持っていらっしゃるDr.(ドクター)以上のクラスの教授が、試験官を担当されることが大半です。

 

もう1つは、自分が書いた論文について、まず20分程度のプレゼンテーションをし、それと論文自体に基づき、試験官が質問をするパターンです。

 

※参考外部記事:How to prepare an excellent thesis defense [6 steps] - Paperpile

 

どちらの方法にも共通しているのは、試験官から自分が書いた論文に関して、何らかの質問があるところですね。

 

では、質問内容について、筆者の経験を元に、参考までにお伝えしておきます。

 

 

質問内容

 

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当然ながら、質問内容は、書いた論文によって変わってきますが、多少のパターン化はできます。

 

私が書いた論文は The Position of Japan in International Relations – the Implications of the Political Transformations after World War II です。

 

戦後の日本の国際社会における地位の変化について、国内政策と外交政策、他国の変化を交えて論述しました。

 

学士論文はだいたい60~80ページ、博士論文は80~100ページの間になることが多いです(もちろん例外もあります)。

 

私に対する質問は3つでした。

 

1つ目と2つ目は、論文に書いたことをまとめて答え、追加質問も、私が答えた内容についてより詳しく聞くための質問だった為、返答の構図さえ組み立てることができれば、比較的答えやすいものでした。

 

3つ目だけは少し違ったので、後述します。

 

1つ目は、「21世紀における日本の外交政策の変化を答えてください」でした。

 

先述したように、戦後の日本の外交政策についてかなり触れていたのですが、その中でも21世紀の、つまり2000年以降、どのように変わったかを答えました。

 

2つ目は「中国の国際社会における役割について答えてください」でした。

 

皆さんご存知のように、国際社会における中国の力は、その勢いが止まる気配は全くなく、むしろ年々上がっている気がするほどですよね。

 

当然ながら、隣国の日本も、中国の影響力を考慮し、外交政策を変えてきている為、それについても論文に書いていました。

 

ただ、上記の質問の仕方だと広すぎて答えにくいので、試験官は「アジアにおける役割は?他の地域における外交姿勢と違う点はありますか?」などと、割と筆者が答えやすいように、誘導してくれていたと感じます。

 

「しまった、やられた」と思ったのは3つ目の質問でした。「国際法の法源を答えてください」です。

 

「国際関係学を学びながら、何たる恥!」と自分を戒めたいところですが、筆者が書いた論文のテーマとは直接の関わりが無かったため、きちんと復習し忘れていました。

 

2年生の時に受けた必修の国際法の授業で習っているので、当然答えられなくてはなりません。

 

しかし、試験官がいくつかヒントをくださったにも関わらず、完璧に回答することはできませんでした。

 

ほんとに、Shame on meです。

 

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大学によっては、試験官が論文に関係のない質問をし始めた時点でディフェンスを終了するというルールを設けていることがありますが、私の大学の学部はそうではなく、

 

論文に関する質問+今まで学んできたことの総復習

 

を兼ねてディフェンスを行っています。

 

ただ、この質問1つに答えられなかったからという理由だけで、卒業できなくなってしまうわけではありません。

 

自分の失態を棚に上げるわけではありませんが、あくまで卒業論文のディフェンスなので、それに関する質問に答えられない方がマズいと思った方がよいでしょう。

 

現に、国際法の法源は調べれば、誰でも即答することができます。

 

しかし、論文に関する質問には、単に既存の答えを答えるのではなく、今まで時間を費やして調べて書いたことを、洗練させて、論理的に口述する必要があります。

 

もう少し平たく言うと、自分が書いたテーマにいかに詳しいかを、見せびらかす必要があるのです。

 

さて次は、私のように予期していなかった質問をされた場合の対処法をお伝えしましょう。

 

「失敗した人(筆者)から教えられてもね・・・」という感じですが(苦笑)

 

 

予期していなかった質問をされたら?

 

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プレゼンがある形式にしろ、質問のみの形式にしろ、予期していなかった質問をされる可能性は誰にでもあります。

 

予期していなくとも、答えを知っている、又は、その場で即答できる場合はヨシとしましょう。

 

問題は、予期しておらず、答えにも全く見当がつかない場合です。

 

「国際法の法源を答えよ」のように、決まった答えがある場合、忘れてしまっていれば、はっきり言って仕方がないです。

 

正直に「〇〇と△△は覚えていますが、他は忘れてしまいました」と言って、試験官に助けを求めるのも1つの手です。

 

試験官も人間です。困っている生徒が目の前にいれば、何とか助けようと誘導的な質問をしてくれます。

 

試験官は、生徒を落とすことを目的に質問しているのではありませんから。

 

私はバカすぎてダメでしたが、誘導質問のおかげで答えを思い出すこともあるかもしれません。

 

決まった答えを知らないものの、考える余地のある質問についてはどうでしょうか。

 

この場合は、一旦息を吸って冷静に考えてみましょう。

 

基本的に、ディフェンスの時間は十二分にとってあるので、焦って答える必要はないのです。

 

又、この場合の答え方としては「私がリサーチをしてきた限りでは」「以前読んだ□□によると」「◇◇の授業で習ったことは」などと、前置きをして回答を始め、全部は答えられなくとも、「自分はここまでは知っていますよ~」「▲▲の理由からこう考えますよ~」ということが示せれば、0点になることはまずないでしょう。

 

大事なのは、批判的且つ論理的に考察する能力を示すことです。

 

もしかすると、質問した試験官すら完全な答えを知らない質問内容、ってこともなくはないかもしれません。

 

 

私のミスから学べる教訓

 

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最後になりますが、3つ目の質問でしくじった筆者から、論文のディフェンスに関して、1つだけアドバイスです。

 

※最終結果は、合格だったので、ご心配なく!1つ目と2つ目の質問にはしっかりと答え、無事ディフェンスをパスして卒業しています。

 

それは、1~3年(人によっては4年~6年に及ぶ場合も有り)間を通して学んだことを、もう一度さらっと復習しておきましょう、ということです。

 

特に成績の芳しくなかった科目を見て、試験官があえてそこから質問を出してくる可能性があります。

 

何を隠そう、私の国際法の成績は下から2番目の合格点でした。

 

忘れたい過去・・・。

 

あぁ、試験官にほじくり返されてしまいました(´;ω;`)ウゥゥ

 

自分が書いた論文を読み直し、説明できない部分がないようにすることはもちろん、出されそうな質問を考えて、答える練習をした上で、特に自分が弱いと思っている科目の復習もしておきましょう。

 

より参考になる動画はこちら▼


How To Defend Your Thesis? Top 10 Tips For Success

 

しくじった奴から聞くアドバイスなんて信用できないかもしれませんが、しくじり先生として、参考までに伝えておきますね。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

海外大学の学士論文のディフェンスの仕組みと、対策法について「へ~」とでも思ってもらえれば、嬉しいです。

 

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