こんにちは、Ayakaです。
前回に引き続き、英語ネタになりますが、今回は、英語が使える子を日本で育てるために親はどうしたら良いのか、どのような心構えでいるべきなのか(あくまで)提案します。
私は子育てをした経験もなければ、言語や教育を専門的に学んだわけではないので、書いてある内容は全て、実体験という独断と偏見に基づいていることを予めご了承ください。
英語が「使える」「できる」は人によって基準が異なりますが、私がこの記事で意味する「使える」は、「海外の大学で文献を読み、講義を聞き、議論に参加できる」だけの英語力が備わっていることを差します。
私なんかの英語力は世界基準の非ネイティブの中で「できる」部類には入りませんが、多分いわゆる純ジャパの平均よりは高いです(自慢です。すみません)。
高校卒業までは日本の田舎で生まれ育ち、特別な英才教育を受けてきたわけではなく、英語も中学生になってから学び始めました(私の年代の人はこれが一般的かと思います)。
そんな私が今こうして海外大学卒業をもうじき迎えられそうなのは、親の姿勢や、親が用意してくれた環境のおかげだと分かりました。
自分なりに、この姿勢と環境を分析し、子どもに英語が使えるようになってほしいと願う方へ、解説と提案をしてみようと思います。
原点!まず親が姿勢を示す
読んでくださっている方の中に、「勉強しなさい!」と子どもに言った、もしくは学生時代に言われた経験のある方はいらっしゃいますか。
英語云々かんぬんの前に、「勉強しなさい」と言って本当にする子どもは果たしているのでしょうか。
これはドラマとかでよくある警察官が泥棒に「待て!」と言って、待たないのと同じような気がします(笑)
私は親から「勉強しなさい」と言われた記憶がありません。
あまりにもダラダラしている時に「勉強しなくて大丈夫?」と言われたことがあるのは覚えていますが、それも数える程度です。
兄弟と比べると、私の勉強時間の方が長かった自信はありますが(狭い世界です)、それでも親が兄弟に勉強でガミガミしつこく言うことは無かったと思います。
ただ、親の姿勢から「学びは一生続けるもの」という認識はありました。
母親は職業柄、常に人と向き合い、復習したり、考えており、
父親も仕事での昇進のためだけでなく、自分の興味のある分野や新たな知識獲得のために、常に学んでいます。
「背中を見て育つ」と言うと、「昭和かよ」と言われかもしれませんが、「学びは一生続けるもの」という姿勢は親の背中を見て学びました。
前置きが長くなりましたが、まずは、子どもに「勉強しなさい!」と言う前に、親が学びとはどういうことなのか背中で語ると良いのではないでしょうか。
ましてや英語なんて、日本で生活していれば普段使う機会は(一部の人を除いて)ほぼ無いですよね。
不快な表現で申し訳ないですが、子どもからすれば「なんであなたも英語できないのに私が勉強しなきゃいけないの?英語なんて勉強しなくたって日本で生きていけるじゃん」って感じです。
子どもに英語を学んで欲しいと思うのであれば、まずは親が先にやってみる、そしてその学んでいる姿を見せたり、(流暢でなくとも)実際に使う姿をを見せることが、どんな言葉がけよりも一番説得力があると思います。
合った先生・方法を見つける
これに関しては私はラッキーだったと言わざるを得ませんが、
私の英語に対するモチベーションが大きく上がったのは、中学生の時に出会ったALT(外国語指導助手)の先生と「英語でもっと会話できるようになりたい!」と思ったことがきっかけでした。
子どもの頃の教科の好き嫌いは、先生で決まってしまうことが多々あると思います。
聞き苦しい言い訳ですが、私は高校で数学に苦手意識を持つようになったのは、単に先生との相性が悪かったからではないかと思っています。
その先生の性格に大きな問題があったわけではなく、単にその先生の授業の進め方と、私の理解する順序が合わなかったがために、
「自分はこれ苦手なんだ・・・」と勝手に決めつけてしまったことは、成績が不調に走っていった一因かと思います。
もちろん本当に苦手だった可能性は否定はできませんが、自分で自分の能力を妨げるような思考に陥るのは良くないですよね。
逆に、英語は、先生との相性のおかげで、中学生の時から楽しんで学ぶことができていました。
一度自信がつくと、「もっともっと!」と思うようになり、自分に合った勉強方法が確立できました。
私の場合は探さなくて良かったので運でしたが、お子さんにもそれぞれ合った先生や習得方法があると思います。
大金をかけなくても良いですが(むしろ無駄な場合もあります)、もし学校の先生とは相性が良くない様子であれば、個人レッスンで合う先生を探す、カードゲームで遊びながら学ぶなど、学び方を工夫してして、
お子さんに合った先生・方法を、時には外部の手も借りながら、模索されてはいかがでしょうか。
学校以外でもお金を払って英語を学ばせる場合には、マンツーマンが良いのか、グループレッスンが良いのか、オフライン、オンラインどれがその子に合うのか、組み合わせを考える必要もありそうです。
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できてない親多い!絶対バカにしない
「あんた親になったことないのに何が分かるのよ」というのはごもっともなのですが、小・中学生の頃見ていた・聞いていた親たちの会話を基に意見を書かせていただきます。
親同士のコミュニュケーションの場、ストレス発散の場なので、ある程度は仕方がないとは分かっていますが、
他の子やその子の親の前で、自分の子どもを(わざと・冗談で)面白おかしくけなす親がいますよね。
子どもはそれ、内心嫌な思いをし、傷ついているかもしれません。
まあ、けなされて「やったー!」と心の底から思う子どもはいないでしょう。
何か一生懸命取り組んでいるのに、人様の前でからかわれたり、バカにされたりすると、大概傷つきます。
むしろこれをバネにして更に頑張れる強者もいますが、子ども全員がそのタイプではありません。
直接本人に向かって「その発音違う」「できてない」「この間も同じ間違いしたじゃない」な~んて言っている人がいたら、
すみません、親の資格をはく奪した方が良いレベルだと思います。
ここまで酷くなくても、どこかで、一度でも、子どもが英語を頑張ろうとしている姿勢をバカにしてしまったことはありませんか。
英語は間違えて、恥をかいてなんぼです。
何度も間違えて、変な発音をして、話せない、聞けない、読めない、書けないを数えきれない数経験した先に「使える」状態があります。
日本語だって同じです。生まれてすぐ日本語が話せる、聞ける、読める、書けるようになった人は一人もいません。
まして英語は外国語です。
英語を学ぼうとする子どもの姿勢を、バカにするような素振りを一瞬でも見せるのは絶対にダメです。
親の前で話さなくてよい環境にする
これは賛否両論あると思います。(また、お子さんが英語を勉強し始める年齢にもよると思うので、一概にオススメはできません。)
私自身、家では一切英語で会話をしたことがありません。
両親共日本生まれ日本育ちで、英語で会話をする必要がなかったという理由もありますが、
あまり流暢でない言語を、よく知った人の前で話すというのは、なんとなく恥ずかしいです。
もちろんそんなことは気にならない子へは、ご家庭でもちょくちょく英語を使う機会を作るのがベストかと思いますが、
私の親は何も言わないと分かっていても、なんだか照れくさくなることが分かっていました。
今は対面の英会話スクールを始め、オンラインレッスン、無料の国際交流会など、数えきれないほどの語学学校・教室がありますが、
オンラインでも、ある程度の年齢に達している子には、リビングなど家族全員が見ることのできる場所ではなく、自分の部屋で先生と一対一でレッスンができる環境を用意するなど、
本人の希望を聞いて、恥ずかしがらずに伸び伸びと間違いができる環境づくりが大事だと思います。
ちなみに、私は親に頼んで一時期英会話スクールに通わせてもらっていたので、恥ずかしがらず、沢山間違って直してを繰り返すことができました。
幼少期から音楽に触れさせる
こどもまなび☆ラボによると
音楽を習うことで耳が良くなり、英語のリスニング力が上がるというのは、なんとなく想像できますね。
でも実は、それだけではありません。
なんと、正確に発音する力、言葉を記憶する力、文法の判断力、文章の理解力においても、音楽経験が豊富な人はそうでない人に比べて優れているようです。
上記はオーストラリアのメルボルン大学Gary E. McPherson教授による研究事例の報告内容です。
またまた自慢っぽく聞こえて申し訳ないですが、私は高校生の頃からリスニング力には結構自信がありました。
後々考えると、5歳からエレクトーンを始め、その後ピアノを中学生まで続けていて耳が割と鍛えられていたからではないかと思います。
詳しくはこちらを読んでいただいた方が早いですが、音楽と外国語の習得には深い繋がりがありそうです。
こんなのはどうですか?
あとの提案2つは、私は経験しなかったものの、してみてはいかがでしょうか?という思いつきの提案です。
海外旅行で実際に使う
日本の都会に住んでいても、英語を四六時中使う環境にするのはなかなか大変ですよね。
アメリカや、イギリスなどそんな遠くまで行かなくても良いので、アジア圏でも旅行してみて、実際に外国で英語を使ってみる機会を用意する、
又は親が(も)英語を話そうとする姿勢を見せるのはどうでしょうか。(最初に言いました、原点はまず親です!)
これは多くても年に1回できるかどうかくらいだと思いますが、その1回がもしかすると、お子さんの英語学習に対するモチベーションに大きな影響を与えてくれるかもしれません。
親子留学
再度しつこいですが、親を見て子どもは育ちます。
子どもに「勉強しろ」ばかり言ってないで、親自身も取り組む姿を見せるのに、親子留学は最適な方法だと思います。
もちろん日本で、親子で語学学校に通うこともできますが、一度外に出てみて、何もかもを五感を使って体験すること、本当に大事です。
最後に
長くなりましたが、以上、日本だけで英語が使えるようになった子を育てた親の子どもからのメッセージでした。
英語に限らず外国語の習得は若いうちが良いのは確かです。
インターナショナルスクールに通わせない限り、日本だけでネイティブにするのは難しいところもありますが、英語ネイティブになったところで、日本語が中途半端になる可能性があります(インターに行ったが故に日本語が中途半端な人多いです)。
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日本生まれ、日本育ちなら、英語はネイティブにならなくたって「使える」ことができれば良いと思っています。
英語がネイティブ、もしくは「使える」人は世の中にごまんといるので、
だったら英語と比べて希少性が高い日本語がネイティブとして使える方がよっぽど良いです。
第一言語である日本語をきちんと習得できていないのに、外国語である英語が使えるようになるなんてことはありません。
以上を踏まえた上で、お子さんにとって最適な英語学習環境を整えてあげてはいかがでしょうか。
今回はいつも以上に生意気な態度で大変申し訳ございません(笑)
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