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海外の4年制大学と日本の大学の大きな違い|日本では東大だけ!?デメリットも  

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こんにちは、Ayakaです。

 

先日Google Search Console (グーグルサーチコンソール)という自分のブログへの流入方法が分かるツールを確認したところ、最近はもっぱら「日本 大学生 勉強しない」「日本 海外 大学生 違い」という少し悲しい?キーワードで検索してこの弱小ブログに辿り着いてくださる方が多いことが分かりました。

 

いや、悲しくない、むしろ日本の大学の構造に疑問を感じている方が多い?、日本の外のことも知ろうとしている人が多い?とプラスに捉えるべきでしょうか。

 

とにかく!検索キーワードが何であれ、当ブログを見つけていただけることは非常に喜ばしいです。ありがとうございます。

 

よく読んでいただいている記事がこちら

 

上の記事がよく読まれていることから、「海外の大学について興味がある方が多いのでは?」と思い、今回は『海外の4年制大学と日本の大学の違い』について、大学在学中に交換留学をした2人と現役東大生の1人に筆者を入れた計4人で雑談した内容を記事にしました。

 

なぜ東大生にも話してもらったのかは、記事を最後まで読んでいただければ分かります。

 

本記事で、筆者(A)は一石を投じるべく、敢えて海外の4年制大学と日本の大学を対比して3人に質問を投げかけていますが、日本の大学制度の全てを非難する意思を持って話し合った内容では決してないことをご留意ください。又、この度の雑談では明確な結論を出しておりません。

 

4人のプロフィール

大阪大学外国語学部英語専攻2021年3月卒。高校時代の第一志望は京都大学文学部。大学在学中、カナダ・バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学に交換留学。2020年夏季休暇中、母校の高校で教育実習を経験。2021年4月より東京のIT会社員。

過去のインタビュー記事>>【高校の英語教師を目指すことを辞めた理由】カナダ留学で実感した日本の田舎の高校生を取り巻く環境の過酷さ - Live Colorfully

 

大阪教育大学教養学科文化研究専攻欧米言語文化コース2021年3月卒。高校時代の第一志望は大阪大学外国語学部。大学在学中、アメリカ・ウェスタンカロライナ大学へ交換留学。2021年4月より関西の某国立大学職員。ピアノを5歳から続けている。

 

: 1度の休学と1度の留年を経て2021年4月より東京大学の4年生。工学部物理工学科へ推薦合格。高校2年生の時アメリカへ交換留学。2022年4月より東京のITベンチャー企業で勤務開始予定。演劇をこよなく愛す。

過去のインタビュー記事>>推薦入試合格した東大で初めて味わう挫折|アメリカ交換留学も経験した田舎の元優等生Yに聞く - Live Colorfully

 

: 当ブログの筆者。ポーランド・ワルシャワ大学政治学部国際関係学科2020年9月卒。高校時代の第一志望は東京外国語大学。2020年11月より支社が東京にある会社に地元鳥取から完全リモート勤務。名探偵コナンが大好き。

 

※尚、本記事に登場する海外の4年制大学の例は、Kが留学したカナダの大学とSが留学したアメリカの大学の制度に加え、2人が留学先の大学で現地の生徒から見聞きしたことがベースになっています。海外の4年制大学と一言で言っても、大学や州によって制度が異なる場合があるため、カナダやアメリカの全ての4年制大学に当てはまる話ではありません。

 

雑談内容

 

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A: 私は高校生の時、海外の大学に行きたいと思って調べた結果、アメリカの多くの4年制大学では、3年生までの2年間は自分が興味のある様々な教科を取った上で自分の専攻を決めて、3年生から専攻別ごとに専門的な授業が取れるシステムになっていることを知ったんだよね。

 

日本の大学は、大学入試を受ける時点で決める必要のある学校が多いけど、アメリカと似た制度のカナダの4年制大学に交換留学したKはどう思う?

 

K: 日本の大学にも「幅広い分野から様々な科目学んだ上で、専攻を決定できる」制度があると良いなと思う。

※様々な分野から幅広く科目を取り基礎を学ぶこと=リベラルアーツ教育

と呼ばれることがありますが、本記事では下記記事を参考にし、「リベラルアーツ」という言葉は使いません。

参考記事>>致命的な誤解。リベラルアーツとは「教養を広げること」ではありません | 知覚力を磨く | ダイヤモンド・オンライン

 

A: そうだよね。17歳、18歳で大学で4年間勉強することを決められないって。特に私たちは(母校のカリキュラム上)15、16歳で決断しないといけなかったしね。その時の決断によってその後一生が左右されると言っても過言ではない。

 

K: 僕も「学部や専攻なんて高校生の時点で決められるのかな?」と疑問。

 

偶々僕は高校生の時から英語が好きなことは分かったおかげで、ベストフィットな専攻を選べて後悔はしていない。

 

でも、「もしコンピュータサイエスに触れていたら、才能が開花していたかもしれない」「法律を勉強していたら『めっちゃ楽しい!』と思っていたかも」と考えてしまうことがあった。

 

もちろん日本の大学でも、転部、転学は制度上可能。でもかなりハードルが高い。実際に試みた友だちの多くが出来なかった(落ちてしまった)。

 

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A: 日本の大学でも、専攻ごとに授業が本格的に分かれるのは結局2、3年生からだけど、1年生の時はそれぞれの専門教科の基礎授業ではなくて、一般教養の授業しか取れないことが多いよね。

 

K: そうそう。1年生の時に一般教養の授業を取れる時間があるなら、代わりにその期間は専攻を問わず、色々な専攻の基礎授業が取れる期間にしたら良いのに。

 

その上で、2年生で成績上位者から選考を選べるようにする。

 

皆がベストな選択ができる環境を整えて欲しいと思うし、そうなれば、皆もう少し真面目に勉強するんじゃないかな?

 

日本の大学生活は『人生の夏休み』と揶揄されることがあるけど、興味のある科目を自由に取った上で、好きなことを勉強し続けるためには成績を上げる必要があれば、大学でも真面目に勉強をする人が増えると、僕は思うよ。

 

Y: 僕の通う東大は、日本の大学にしては珍しく2年生から専攻を決めることができるんだよね。だから今の話を聞いていて、ある意味目からうろこだった。

 

学部を選ばない状態で入学して、その後決めたら良いんじゃない?」って思った瞬間はどういう時?

 

K: 交換留学先のカナダの大学にいた時。

 

僕はたまたま英語専攻がベストフィットだったから日本(阪大)にいた時は感じなかった。

 

3年生時に留学して、カナダでは取る授業が1年生や2年生と被ることが多かったんだけど、その生徒たちが「心理学も面白いし、言語学も楽しいんだよね~!でもプログラミングとも迷っている!」と目を輝かせて語っている姿を見ると、「心の底から楽しんで大学で勉強をして、好きなことを見つけて、それを仕事としてやっていくって、そりゃ生産性上がるわ」と思ったんだよね。

 

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一方の日本の大学は、一度学部を選んでしまったら、取り敢えず卒業までこなしていくのが当たり前だよね。特に文系学部卒業者は、学んだことを全く使わない企業や職種を選んでいくことが多い。

 

こういう日本とカナダの大学の違いを考えることが留学時に何回もあって。

 

英語専攻を選んだことについて一切後悔はしていないけど、「もし自分が1年生の時に専攻を跨いで色んな教科を取ることができていたら、全く別の選択肢にも出会えていたかもしれないな」と思ったことはある。

 

Y: ただ、実際に東大が実施している2年生で専攻を決める仕組み(進学選択制度、通称「進振り」)にも問題点がある。結局点数なんだよね。

 

本当に受けたい授業は履修届を出さずに基本的に聴講のみにして、点数を取りやすい授業を優先的に取ることが最適な戦法。

 

それぞれの学科に入るために最低必要な基準の点数である底点という概念があって、学科によっては80%、90%が最低ライン。つまり、全教科でほぼ100点を取っている人のみが希望通り選べるような学科もある。

 

だからそういう戦略が必要になってしまって、若干本末転倒な現状がある。

 

A: それは教養科目自体が悪いのでなく、その制度の問題かな。

 

Y: だね。色んな科目を受けることができること自体は良いと思うけど、安易に点数で決めるのも難しいということを、東大に入ってから思った。

 

既に進みたい専攻が決まっていて、その専攻が学べる学科に入るために戦略的に点数を伸ばしている人がいる間、したいことが分からないからまずは色んな科目を受けていると、学びたい専攻が分かっても点数が足りなくて希望する学科に入れない可能性もある。

 

A: カナダやアメリカの大学では、どうやって決められているの?

 

K: カナダもそこは結局点数だね。それこそGPA boosterっていう単語が存在する。

※GPA booster classes: GPA(成績)を上げる(to boost)するのに持って来い!な授業。つまり比較的簡単に好成績を残すことができる授業

 

カナダの学生は、GPA booster classesが存在し、成績が良ければ良いほど好きな専攻が選びやすくなることに関して、仕方のないこととして受け入れていた感じ。あくまで僕がそう感じただけだけど。

 

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S: アメリカでも(私が交換留学していた大学は)基本は点数順。でも年に何回か小テストがあるし、救済措置もあって、割と柔軟に対応してくれる。

 

A: チャンスが何回もあるのはイイよね。日本は基本的に1回。センター試験は年に1回だけだし。

 

カナダやアメリカの大学の例のように入学後に専攻が選べるわけではないけど、イギリス人の友人が通うとあるイギリスの大学(3年制)では、1年生の成績は一応記録に残るけど、最終的な成績には加算されないらしいよ。

 

だから実質2年生から頑張ればOKってその友人は言ってた。

 

理由は、1年生の時は大学での新生活に慣れる期間が必要、且つ、慣れない環境下で精神的にしんどくなることもあるからって。

 

随分良心的な制度だと思った一方、1年生の時に良い成績を残したものの、2年生以降に成績が下がっていってしまった人にとっては少し不満かも。

 

まぁ物事には全て良い面と悪い面があって、表裏一体だけど。

 

皆さんはどう考えますか?コメント欄、問合せ等でコメント、感想、3人への質問も受け付けますので、シェアしたいことがあればご連絡ください。

 

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