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【20代前半独身女性派遣社員】新卒の正社員を辞めての派遣はやめた方がいい?

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こんにちは、Ayakaです。

 

コロナ禍が長引いており、仕事や私生活に影響がなかった方はいないと思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

今回は、このコロナ禍の特に前半、度々話題になった非正規雇用派遣社員に関する記事です。

 

コロナ禍の経営不振や先行き不安等から、真っ先に解雇されるのは非正規雇用者であったことがニュースで報じられ、日本での非正規雇用者の不安定さが浮き彫りになりましたよね。

 

と悲しいニュースがある一方、コロナ禍でも正社員という安定した「身分」を捨て、敢えて派遣社員としての働き方を選んだ人もいます。

 

私はこの度のコロナ禍のように、正規雇用と比べた時の不安定さも理解した上で、人によっては、非正規雇用も非常に魅力的な制度のではないか、と思っている一人です。

 

と同時に、「派遣社員でも将来は不安じゃないの?なんで正社員を選ばなかったの?」などの疑問もあり、実際に派遣社員として働くAに話を聞いてみました。

 

※インタビューは2021年8月上旬。

 

Aは九州の田舎在住の20代前半女性で、一人暮らし。実家は別の都道府県にあります。新卒の正社員として2020年4月から働いていた会社を辞め、2020年11月からは派遣社員として別の会社で働いています。

 

個人や会社が特定されるのを防ぐため、Aの職場の業界や職種を伏せますが、皆さんに状況を理解していただくには支障はないと思っています。

 

筆者もAも、基本的には派遣社員や非正規雇用制度に否定的でないため、本記事はバイアスがかかっている、と感じる方がいらっしゃるでしょう。

 

正規雇用 vs 非正規雇用を意図する意味はありませんが、非正規雇用のデメリットももっと知りたいという方は、下記記事等をご参考ください。

非正規雇用とは?貧困化につながりかねない実態や問題点を紹介 | あしたの人事オンライン

倉庫勤務「今も休めない」非正規50歳の長い憂鬱 | ボクらは「貧困強制社会」を生きている | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

独身女性の貧困が深刻化し非正規雇用の生活で老後への不安も拡大。対策や支援団体はあるのか?

 

 

 

 

正社員を辞めた理由

 

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―そもそも新卒で正社員という良い「カード」を捨てて、会社を辞めた大きな理由は?

 

端的に言うと、労働時間が長かったし、当初希望してた仕事をさせてもらえなかったから。

 

―面接で説明された業務内容と、実際に会社で担当していた業務が違ったってこと?

 

そう。確かに、私が行っていた業務は、社会人としての第一歩として良い業務だったとは思う。一般的に世間で言われる「社会人」になるためにはね。

 

でも、どうしても納得できないことが1つあった。

 

同期が10人ほどいる中で、ほぼ私だけオフィスの中で仕事をしていたんだよね。

 

他の同期たちは私が希望していた現場での作業をして、私が身につけたかったスキルや知識を身に着けていっているのを見ていて、悔しかった。

 

4月の入社後2週間は、研修のために色々な部署で働かせてもらえたんだけど、その後「現場ではなくて、やっぱり事務所で働いてね」という趣旨のことを上司に言われて。

 

一応「当初聞いていた話と違います」って訴えてひと悶着あったんだけど、結局勝てず。

 

―Aだけが事務系に行かされたのは大卒だったから?

 

同期は皆大卒だけど、その中でも私は国立大出身者であることと、新人研修での出来がたまたま良かったことが理由として考えられる。

 

そのひと悶着あった時に「研修で書いた作文とかを見ていた」と聞いたから。

 

―入って何か月目くらいで「何かおかしいぞ」って気づいて、何か月でやめたの?

 

気付いたのは4月だから最初から(笑)辞めたのは10月、7か月目。

 

6月、7月辺りでめちゃくちゃ「辞めたい!!!」という気持ちになったけど、その時はまだ決断しきれなかった。

 

病院の精神科を受診するほど私の精神状態が限界近くになったのが10月頃。

 

7カ月間働いてみて、「やっぱりもう限界だ」って自分の心が悲鳴を上げていたから、人事部長に話して、1か月後には退職したんだ。

 

次のステップに進みたいから辞めたっていうよりは、その時点でもう色々と限界で、とりあえずその状況を何とかするには、自分を守るためには辞めるしかないっていう考えだったから、辞めざるを得なかったっていう感じ。

 

 

派遣社員として働くまで

 

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―転職先を探す時、別の会社で正社員という選択肢もあったと思うけど、派遣社員を選んだのは何故?

 

今(2021年8月)は、将来のことも考えて前向きだけど、派遣を始めた当初はとにかく食べていくことのできる最低限のお金さえあれば良い、という気持ちで…。

 

辞めた会社では、正社員というステータスや責任が私にとっては重かったんだよね。

非正規の社員さんが多かったから、正社員ってだけで、「そんな大きな決定を私がするの!?」と思うような責任の重い仕事をやらざるをえなかった。

 

そういう周りからのプレッシャーが大きかった経験から、正社員は嫌厭してた。

 

あと、もう1つの理由として、次の転職先のためにわざわざ引っ越すほどの気力はなかったことが挙げられる(笑)今住んでいる場所は嫌いじゃないので。

 

現実的に考えて、私が住んでいるド田舎は、私が応募したいと思えるような正社員の求人はたぶん無いんだよね。

 

正社員という雇用形態にこだわると、きっと別の市町村へ移住しないといけなくなる。

 

アルバイトでも良かったけど、保険などの手続きも考えると、制度がある程度揃いつつ精神的に楽に働ける丁度良いラインが、私の場合は派遣だった。

 

―「正社員の方が安定している」という、日本では、ある種一理ある考えだと思うけど、Aはどう考えてた?

 

安定よりも、責任の重さに対して「嫌だ」っていう気持ちの方が大きかった。

 

―正社員として働いていた前の職場では、途中から精神状態が安定してはいなかったことを聞いたけど、そこを辞めてから、「派遣社員として働こう!」と決断できるまでの心情の変化はどんな感じ?

 

実は、辞めたばかりの時には既に、精神状態がほぼ回復してた(笑)

 

辞める1か月くらい前が一番やばい精神状態だったんだよね。たぶん、終わりが見えたら気持ちがだんだん上向きになっていったんだと思う。

 

それに、人事部にはほぼ泣きつくようにして「辞めたい」と伝えたから、そのあとは会社でもやけに周りが優しくなって。

 

辞めた直後は「よっしゃー!辞めた~!自由だ~!」っていう感じだった。

 

だから、辞める1週間ほど前から派遣を中心に求人を見始めていて、辞めた直後には既にいくつか面接の話が来ていたんだよね。

 

辞めたその週に数件面接に行って、辞めた2週間後には今の派遣先の会社に決めた。

 

実は、私より先に会社を辞めてた私の同期の中に、派遣社員として仕事をしている人がいて、身近にそういう人(B)がいることも、「私も派遣として働こう」って、自分の決断を後押しする要素にもなったんだ。

 

Bは同期の中でも特に仲が良かったし、今でも連絡を取り合ってる。だから、私が辞める時も相談に乗ってもらった。

 

―ちなみに、人材派遣会社には何社登録したの?

 

連絡を取ったのは2社。実際に登録まで進んだのは1社だけ。

 

―なんで1社だけにしたの?その人材派遣会社はどうやって探した?

 

Indeed(インディード)で求人を探したんだけど、最初に当たった1社が別に悪くなかったし、そもそも田舎だから派遣会社の数が多くないんだよね(笑)

 

自分の住んでいる所から通える範囲で、事務職に絞ると、求人数が5、6件出てきたかどうかだった、と記憶してる。

 

だから、多くの候補から選んだっていうより、ほぼ強制的にその派遣会社に決めた感じ。かと言って不満があるわけではなかったよ。

 

 

収入減も不安にならない理由

 

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―派遣だと働いた日数によって収入が大きく左右されるから、多い月と少ない月が発生するよね。収入面での心配はなかったの?

 

その点に関して、不安は全くなかった。

 

収入は多くはないけど、支出も少ないから、余裕でやりくりできる額は毎月確保できる。特段稼いでいるわけではないけど、普通の生活を送るには全く問題ない額。

 

「時給が〇円なら、週に〇時間働いて、月にこれくらいは貰えるでしょう」って、自分の生活に必要な最低限のものは賄えるって計算してた。

 

もしあまりに出勤日が少ない月で「さすがにこれはヤバイ!」ってなったら、単発のバイトでもしたら良いし。

 

そもそも、前の会社(正社員)を辞めた時に、収入が無くても数か月は暮らしていけるだけの貯金はあったんだよね。

 

―ずっと働き詰めで使っていなかったから?

 

前の会社では、残業や休日出勤が多い割には、全く休みがなくて、そもそも遊ぶ時間、お金を使う時間がなかったからね。

 

辞めた時に、中古車を1台買ったんだけど、それでもまだあと数か月は生活できるくらいの貯金はあった。

 

―ぶっちゃけ、今の手取りは、正社員の時といくら違う?

 

月収で4~5万円ほど差があって、もちろん正社員の時の方が多い。

 

それでも不安じゃなかったのは、正社員の時の月収で、生活費を差し引いても半分以上余るような状態だったからかな。

 

私は本当に支出が少なくて、ほぼ、家賃、食費、光熱費、通信費だけ。

 

―前の職場の方が良かったことはない?

 

派遣社員としての今と比べると給料が少し高かっただけで、残業時間は長かったし、休日出勤も多くて、自分の自由な時間が無いに等しかった。

 

当初は、今の派遣先が土日祝が休みってだけでめちゃくちゃ喜んでたんだよね。

 

一緒に働かせていただいた方々の人柄は良かったけど、それは今の職場でも同じ。

 

私は几帳面な性格だから、部屋の掃除ができていない、計画的に弁当が作れていない、買い物に行けていないとか、少し予定通りにいかなかっただけで、心が疲れることがあるの。

 

そういうプライベートな時間が取りにくかった正社員時代の生活と比べたら、今の方が断然いい。

 

 

派遣は貧困に陥りやすい?

 

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―前の会社を7カ月で辞めることや、派遣社員として働くことに関して、身近な人、特に家族から何か言われなかった?

 

私の人生に家族から口出しをしてほしくないと思っていたから、会社を辞めて、派遣を始めた後に現状を伝えたんだ。

 

仕事を辞めることに関して一切相談はしていなくて、完全に事後報告(笑)

 

派遣契約を結ぶ時、どうしても家族の署名が必要だったから、実家にいる母に無言でその書類を送りつけて…。

 

書類が到着したのに驚いた母から電話が来て、そこでやっと話した(笑)

 

「(正社員を辞めるのは)勿体ない」って若干ぶーぶー言われたけど、最終的には「まぁ生きているならいいでしょう」って。

 

―日本では「正社員の方が良い。非正規より正規」信仰を持っている人が少なくなくて、そこには日本独自の制度背景があるから、その考えが一概に間違っているとは言えないと思うんだよね。

 

ただ、派遣は結婚した女性が日中に働くための制度、独身で派遣は貧困に陥りやすい、みたいなイメージも100%正しいとは言えない。

 

この点に関して、正社員から派遣社員になったAが言いたいこと、思うことはない?

 

▶詳しくはこちら:【3分でわかる】労働者派遣法とは? 改正ポイント(12年、15年、19年)と問題点を解説|派遣先労働者の就業実態や派遣法の歴史、違反例 - カオナビ人事用語集

 

労働者派遣法が何度か改正される度に、企業に有利になるような思惑や背景があったという批判があったし、今でもあるのは確か。

 

企業にとっては非正規が増えた方が、人件費を浮かせることができて良いんだろうね。

 

だからと言って、非正規で働いて貧困に陥るかどうかは本人次第(な部分がある)。

 

私の独断と偏見に基づいた一意見として軽く捉えてほしいんだけど、仮に金額面だけを見て、貧困ラインにギリギリ引っかかっていたとしても、本人が自分の目指す生活を送れているなら、問題ないんじゃないかな。

 

私は、周りと比べて出費が少ないから分かるけど、出費が少ない人って本当に少ないよ。

 

事情がある人は別として、貧困になるかどうかを決めるのは、働いている人自身だと思う。

 

派遣や他の非正規の緩い働き方を選択することによって出た余裕を使って、他のことでだって活躍できるよね。

 

今は選択肢がいくらでもあるわけだから、金銭面だけを見て、「手取りが少ないから、はいじゃあ、危ないですよ。このままだと貧困になるかもしれませんよ」っていうのはなんか違うかな。

 

―Aは、「きちんと考えた上で、他の選択肢もある中から敢えて今の働き方を選んでますよ」って言いたいかな?

 

そう。それに、今派遣社員として働いている会社からは入社時から「正社員として入りませんか?」って勧誘されているんだよね。

 

でも、職場の正社員として働いている人を見ていて、正社員になって得られる給料と、それに伴って増える責任や業務量が、私にとっては釣り合わなさそうって思ってる。

 

だから、正社員という雇用形態に、今は大きな魅力を感じていない。

 

正社員だから仕事ができる、派遣社員だから仕事ができない、ってわけでもないし。

 

 

キャリアプラン

 

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―最後の質問になるけど、将来像、今後のキャリアプランはある?

 

実は、1カ月半前から、オンラインの講座に授業料を払って、ウェブデザインの勉強を始めたんだよね。

 

今の私が一番理想的だと思うのは、フリーランスのウェブデザインナーとして独立して、ノマドワーカーやアドレスホッパーとして、好きな所に旅をしながら働くライフスタイル。

 

―ウェブデザインナーになって、好きな所で好きな時に仕事をしたい、と思ったのはコロナの流行がきっかけ?それは関係ない?

 

正社員として働いていた前の会社を辞める前後で、今後正社員で働くことを自分は希望していないことに気付いたの。

 

だから、今後の働き方はフリーランスに近い形が良いと思った、まずそれが1つ。

 

且つ、「私は何が好きかな?何なら需要のあることで、仕事としてできそうかな?」て考えながら企業の広告を何気なく見ていて、「そういえば私、前からデザイン系に興味あったな」って思い出して。

 

―なるほど。

 

Aは単に正社員になることによって伴う責任を負担に感じてしまうという理由だけなく、今後独立して歩む人生プランも考えているという理由もあって、勉強時間を確保するためにも、派遣社員としての働き方の方がいいのか。

 

むしろ私の人生にとっては、正社員という雇用形態が足かせになったり、制限を出してしまう場合があるんだよね。

 

受講している講座はデザインの勉強だけではなく、勉強しながら実際にどんどん案件を取っていけるカリキュラムになってるから、1人のウェブデザイナーとして独立してビジネスをしていくには、みたいなことも同時に学んでいる。

 

(インタビューを受けている2021年8月上旬の)今日ちょうど初案件を「やります」って言ったんだ!

 

まだウェブサイトを作るためのコーディングを習う段階にはいっていないけど、PhotoshopやIllustratorは使えるから、広告作る仕事を多少取っていけるようにはなったよ。

 

―Aを含めた一部の人だけが持つことのできる、又は、持っている意識だとは思うけど、「会社は自分の人生をより良くするために使おう」って思って働いている若者がいるのかな。

 

分かりやすくするために、語弊を恐れずにあえて端的に言うと、会社に対してあくまで自分が利用する側、と思ってる。

 

会社に対する意識はその人の状況によってバラバラだと思うけど、今の私には、後々フリーランスで独立できるようにするために、とりあえず生活と勉強ができるだけの収入源を確保するための派遣先でしかない。

 

―今ももちろん、将来、楽しく生きたい。だけど、そうするためには、努力という初期投資が今必要だよね。必要な収入を得て、勉強する時間が取れて、自由時間も作ることのできるAにとってベストな働き方が派遣社員という雇用形態なんだよね。

 

別に借金しているわけではないけど、授業料という初期投資を早く回収できるように頑張ります(笑)

 

今は派遣社員という働き方で、定時で上がった後、ウェブデザインの勉強をして、派遣社員を辞めた後は、会社に雇われるのではなくて、もっと自由に生きることができるように、自己研鑽をしていきます!ので、応援よろしく(笑)

 

 

最後に

 

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「なんか浅はかな考えだな~」「そういう考えもあるのか!」「私も派遣社員という働き方を検討してみようかな」「いやでもやっぱり収入は大事だ!」など、読んでくださった方々がそれぞれ違う感想を抱かれたことと思います。

 

何かしらの参考になれば嬉しいのですが、決して、派遣社員という働き方を全員におすすめしているわけではないことを覚えておいてくださいね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

もしAにデザインの仕事依頼があれば当ブログのお問い合わせからでもどうぞ!

 

 

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