こんにちは、Ayakaです
▼前回に引き続き、ポーランドのあれこれについてのインタビューです。
中編の今回はポーランドのピル・避妊事情についてお届けします。
ポーランドの緊急避妊薬事情
ーポーランドは前までは、緊急避妊薬を薬局で購入することができたと聞いたのだけど、これは本当?
うん、そうよ。ほんの2、3年前まではね。
今日はまず医者に診てもらって、処方箋をもらった上で薬局に行く必要があるわ。
とても不便よね。
私はポーランド語のある女性によって作られた女性のためのサポートを提供するFacebookグループに入っているのだけど、時々女性たちが「誰か緊急避妊薬を持っていて私に売ってくれる人はいませんか?私には病院へ行く時間も気力もないの・・・」みたいな投稿をしているのを見るわ。
あと、ポーランドで緊急避妊薬を入手するのは非常に困難で時間がかかるから、ヨーロッパの他の国で緊急避妊薬を幾らか購入しておいて必要な人に渡している人もいるわ。
ー緊急避妊薬を売るビジネスみたいなのが存在するってこと?
ビジネスっていうよりも、「助けたい」という意志で行動していると言った方が正しいと思う。
もちろん、自分用に念の為購入している人もいるけれど、あくまでポーランドでは入手しづらい緊急避妊薬を他国で購入して必要な人に渡してあげるというのが一番大きな目的ね。
売る場合もあるし、無料で渡してあげる場合もあるわ。
また、個人レベルではなく、助けを必要とする女性を支援する団体もあるよ。
特に、性被害に遭った場合の法的手続きや病院での診察など一連の流れを支援しているわ。
ポーランドの低用量ピル事情
ーポーランドでは低用量ピルを飲むことは一般的?
ええ、そうね!かなり一般的よ!
生理不順や生理前症候群、避妊のためだけではなくて、ホルモンバランスを整え肌の調子を良くするために飲んでいる人もいるわ。
他にも生理の際に血が出すぎてしまうからとか、体毛が多すぎて気になるからとか、低用量用ピルを服用する理由は本当に人それぞれよ。
ただ、緊急避妊薬と同様、低用量ピルも医師の診察を受けた上で処方箋を貰って初めて買うことができるの。
ーじゃあかなり多くの人が低用量ピルについての知識は持っているのね?
そうね。周りの人が話しているからってだけではなく、アメリカなど海外のドラマも低用量ピルの認知に一役買っているわ。
10代の子が観るような作品の中に、低用量ピルを飲んでいる人物が登場していたりするの。
こういった作品だけから情報を得るのは本来好ましくないのかもしれないけど、低用量ピルの認知が広がるという点で良いと思うわ。
ポーランドの避妊事情
ーポーランドにはどんな避妊方法があるの?
コンドームはもちろん、低用量ピルも一般的ね。
#sexedplに詳しく書かれていたのだけど、女性が着用するコンドームもあるわ。
あとは、シールみたいに身体に貼ってホルモン分泌量を調節するパッドや、注射、子宮内避妊器具(IUD)なども紹介されていたわ。
子宮内避妊器具(IUD)はかなり長い間使うことができて、少なくとも3年は装着したままで大丈夫みたいよ。
ー身体の中に入れてて、痛くないのかな?
#sexedplに書いてあったのは、どの避妊方法も人によって身体の反応の仕方が違うから、何も違和感を感じない人もいるし、痛みを感じる人もいたり・・・。
痛みでも色んな種類の痛みがあるでしょ?
本当に人それぞれ感じ方が違うとしか言いようがないな。でも痛みを感じれば取り外すことができるわよ。
ー低用量ピルは副作用もきちんと知った上で使用しているの?
うん、もちろんよ。低用量ピルを服用することで副作用が現れる人もいるわ。
前述したFacebookのグループでは、低用量ピルの良い面と懸念される面両方についてオープンに書いている人がいるわ。
もちろん、医師からもきちんと説明されるし、薬の箱や説明書にも記載されているよ。
ただ、低用量ピルの副作用そのものよりも、低用量ピルの服用を止めてしまうことによる身体への影響についても読んだことがあるからね・・・。
私は低用量ピルを服用したことがないし、まして専門家ではないから絶対的なことを言うことはできないのだけど、様々な情報を探るようにしてるわ。
中編はここまでです。後編も引き続き宜しくお願いします!
▼後編 容姿差別、性差別、子どもを持たない選択
#sexedplの避妊方法についての動画を見つけたので、興味ある人はどうぞ!たった58秒ですが、端的に色々な避妊方法が紹介されています!
Maffashion - Safe sex part one #sexedpl
ーお断りー
本記事に記載している内容は、あくまで素人の一意見に過ぎません。より詳しく正確な情報は、専門家・医師に直接聞くなどして確認してください。