こんにちは、Ayakaです。
タイトルを見て、「生意気言うな、この小娘が」「お前は一体ポーランドの何なんだ」と不快に思われた方もいらっしゃるかもしれないので、予め私の立場をお断りしておきます。
これから書いていく内容は、実際にポーランドでお会いした日本人の方の話はもちろん、私よりポーランド在住歴の長い方から聞いた話や、ポーランド人の友人から聞いた話も元にして、私一個人の考えを書いております。
私が、ポーランドで実際にお会いした日本人の方に当てはまるケースがありますが、それだけでなく、ポーランドへ来る世界中の色々な国からの観光客の方にもよく当てはまる話をします。
間違っても、私の声がポーランド全体を代表しているなどと思わないようにお願い致します。あくまで私一個人の意見に過ぎません。
写真を撮って「深い学びをした」自慢をしたいだけの人
ポーランドは歴史的背景上、ユダヤ人や強制収容所、虐殺(ホロコースト)、政治犯、大国の侵略に関わる建造物や博物館が多い国であると言えると思います。
その為、観光する際、そういった歴史に関係する所へ足を運びたいという気持ちは自然なことであると思いますし、むしろ素晴らしいなと思う態度の方もいます。
上から目線ですみません。
ただ、残念なことに、そういった場所へ行く目的=写真を撮って「自分考えてますよ」アピールになってしまっている人がいます。
もっとひどいのは、学ぶ目的も何も考えずに行き、その場所で亡くなられた、殺された方々への敬意が全くなく、インスタ映えする写真を撮る感覚と同じ感覚で写真を撮っている人たちです。
後者(インスタ馬鹿)の話は、下のアウシュビッツ・ビルケナウ博物館のツイッターで知りました。
Auschwitz Memorial (@AuschwitzMuseum) | Twitter
今回は一番分かりやすい例として、アウシュビッツビルケナウ博物館の例を参考に挙げましたが、ポーランドの至る所にある博物館や跡地でも同じです。
今はインターネットや先人たちの書籍のおかげで、どこに居ても学ぶことができます。
お金を払ってポーランドまで来たのに、写真を撮って学んだ気になっただけで帰るのであれば、
家でネットを開いてプロが撮った写真を見て、書籍を読んだ方が、よっぽど安く、且つ、学びになります。
お金にけちけちしていてすみません。ただ、それは普通にお金を無駄遣いしてしまっていると思うのです。
「自分考えてますよ」アピール、「虐殺について学びました」アピールは、遺族の方々への配慮にもかけると思います。
アピールしなくても、考えている人は沢山います。
様々な意見があって良いと思いますし、それが健全な社会の証拠であるとも思いますが、ユダヤ人の友人の1人はこういった博物館等について「人々が沢山殺されたところでお金を儲けている人がいることは好きではない」と言っていました。
数点ですが参考までに、インターネットからでも学べるポーランドにある博物館のホームページを掲載しておきます。
アウシュビッツ・ビルケナウ博物館ホームページ:http://www.auschwitz.org/en/
マイダネク国立博物館ホームページ:http://www.majdanek.eu/en
ポーランド・ユダヤ人歴史博物館:https://www.polin.pl/en
第二次世界大戦博物館:https://muzeum1939.pl/en/home
ポーランドの悪口ばかり言う人
あまりに悪口ばかり言う人に出会うと時々「だったら別の国行くか、日本に帰れよ」と思ってしまいますが、きっと足るを知らないんだろうと察します。
ポーランドに来て、他国との違いを見つけるのは問題ないですし、私自身、ポーランドと他国をよく比べます。
ただ、「ポーランドの〇〇って〇〇国の〇〇ほど大きくないから地味」「ポーランドってなんか貧乏くさい」「ポーランドには〇〇がない」などネガティブな発言ばかりする人。
私は心の中で正直、「それならさっさとこの国から出ろや、ボケ」と思っています。汚い言葉でごめんんさい。絶対に口には出せないので、鬱憤晴らしに書いているだけです。本当にすみません。
もしかしたらポーランドへの思っていた印象と、実際来て感じた印象のギャップが大きくてこういう類の発言が出るのかもしれませんが、だからと言って、ポーランドが全て劣っているみたいな見方は「あなた何様ですか?」と聞きたくなります。
私は日本の田舎出身なので、住んでいるワルシャワはかなり便利だと感じていますし、生活していて特に大きく困ることはなく、むしろまだまだ行ったことのない店や建物があり、知り尽くしていないなとも感じています。
歴史からも人々からも常に学ぶことの多い所です。
日本は東京や大阪、京都、広島など世界的に有名なところが沢山あり、常に人も物も多いので、日本から来た方は余計にポーランドの首都の小ささ・地味さに驚くのかもしれませんが、そもそも大きい・有名=良いこと、って決まっているのですか。
私は世界中の国々が大国になろうとする必要はないと思っていて(そもそも全ての国が大国になるのは無理)ポーランドのようにいわゆる”中堅”と言われるような国々がそれぞれの強みや特徴を活かしていく方針も有りだと思います。
それを日本のような(今のところ)経済大国から来た人が
これがない
あれが小さい
これが足りない
あれは地味
などと、ジャッジして悪口言う必要はありません。
そもそも、そうやって悪口ばかり言う人たちが日本を経済大国にした訳でもありません。
たまたま、日本という国に生まれて、育って、住んでいるだけのはずです。
現地で生活しているポーランド人を始め、私のような外国人もポーランドで十分だから住んでいるのです。
ポーランドに魅力がなさそうだと思うなら、最初から旅行先リストに入れなければいいのです(そんな人はいないと思いますが)。
そんな人に来てもらったって、ポーランドも迷惑でしょう。双方に何の得もありません。
もし、実際来てみて期待外れなら、仕方ないです。実際私もそういった経験があります。
でも、いちいち悪い所ばかり見つけるようなことはしません。
せっかくなら楽しみたいですし、きっと日本や他国と比べて違っていて面白いところ、実際なくても困らないものの発見ができます。
「〇〇がないから」という心の持ち方を変えて、「〇〇がなくても」と思うようにしてみてください。
ポーランドの位置すらきちんと把握していない人
ある人から聞いき、驚きすぎて腰を抜かしそうになった話ですが、自分がいる場所を正確に把握せずにポーランドに来ている人がいたみたいです。
今までどれだけ人に頼ってばかり生きてきたのだろう・・・と思ってしまいますが。
皆さん普通は、行く場所って調べてから向かいませんか?
私だけでないですよね?これ毎回行っているのって・・・。
家族旅行等で家族のうちの1人が主導して行くなら道順や移動方法の手配などは任せることもあると思いますが、それでもさすがに行く国がどこにあるかは調べておきませんか?


ポーランドはオランダとよく間違えられます。なぜならPolandとHollandで発音が近いためです。
あまりにもヨーロッパではこのパターンが多い為、「オランダはポーランド人によってプロモーションされている」なんてジョークを言っているポーランド人がいました(笑)
また、アメリカに行った時にはPortland(ポートランド・オレゴン州にある市)に住んでいると勘違いされたことはありますが、あくまでこういった例は位置ではなく、名前が似ている場合、且つ観光にポーランドに来ている人が間違えた場合なので仕方がないとしましょう。
話が逸れました。
とにかく、位置くらい10秒もあれば確認できるので、把握しておきましょう。
その国の歴史、建造物、文化、人々の気質等を知る上で、地理って本当に大切です。
ポーランドをポルトガルと間違えていた人がいるそうですが、名前だけならまだしょうがないとしましょう(私はこの時点で既には?と思いますが)。
ただ、ポルトガルの位置がポーランドだと勘違いしていると、ポーランドに関するなぜ?が解明されません。
最後に
私はポーランドが好きでポーランドに住んでいるので、ひいきして書いている部分があることは認めます。
ただ、今回ここに書いたことの多くはどの国・都市・街・村へ行く場合にも当てはまるのではないでしょうか。
何事にも長所、短所があることは当たり前で、ポーランドの全てが好きとも言いません。逆に日本の全てが好きな訳でもありあせん。でもそれに対して文句ばかり言って生きてきた訳でもありません。
今一度、自分がそこへ行く理由、目的、態度を考えてみてください。
ただ深く考えることばかりを別に推奨したいわけではないので、旅の最低限のマナーと知識は持って楽しい旅行にしたいですね。
もう一度念押ししておきますが、私の意見しか書いていないので、これはポーランドの意見を代表するものでも、他の在ポーランド日本人が賛成している意見でもありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ポーランド旅行する前には是非! 帰国された後にはポーランドについて更に理解を深めることができるはずです! |
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