- 短期留学を検討している人
- 語学留学を検討している人
- 非英語圏への留学を検討している人
- 日本へ留学した海外の学生の話を聞いてみたい人
こんにちは、Ayakaです。
2020年最初の記事になりますが、特別なことはありません(笑) いつも通り淡々と書いていきます。
今回は、以前ポーランドの政治についてのインタビューに答えてくれたBが、日本からポーランドへ帰国してきたので、短期留学について体験談やアドバイスを聞いてみました。
Bへのインタビュー記事はこちら!
Bは総括として、日本は山が多くて大変だったと言っていました(笑)
プログラムへの奨学金
―ポーランドへおかえりなさい!今回は、日本での経験や交換留学全般について話を聞きたいな!
ありがとう(笑)
本来なら大学は19年6月には卒業できたんだけど、ポーランド語で KUSDP と言って、学問的な理由で休学のようなことができる制度があるから、それを使って日本の大学で3か月交換留学(とほぼ同じの)プログラムに参加してきたわ。
―応募へのプロセスや、Bが貰った奨学金について教えてもらえる?
このプログラムは、ワルシャワ大学日本語学科の成績優秀な生徒に与えられるチャンスなの。
私の成績が上から5番目くらいだったかな、それでオファーを頂けたの。
―何人中?
40人中くらいかな。
いくつか奨学金のオファーはあったんだけど、正直、金額が少なかったの。その奨学金は1年日本へ行く生徒の為だったんだけど・・・。
他のポーランドでの優先したい予定もあって、1年の交換留学は諦めたわ。
だから、友だちと一緒に1年日本へワーホリへ行こうと計画していたんだけど・・・。
でもその後、3か月間のプログラムで結構金額の高い奨学金をオファーされたから、1年のワーホリの方が語学を伸ばすのには良いかもしれないけど、金銭的なことも考えて3か月の方を選んだわ。
留学は短期でも意味はある?
―今回Bが行ったプログラムは、勉強をするのはもちろんだけど、日本で日本のことや自分自身について知っていく機会だったのかな?
そうね。日本語を飛躍的に向上させることにはあまり期待していなかったわ。3か月だけだったからね。
ただ、日本語自体はそんなに上達できなかったけど、日本語を話すことへの抵抗感は無くなったわ。
―それは本当に大事なことね!確かに、私も文法も単語も滅茶苦茶だけど、スペイン語を使ってみることに抵抗は無くなったわ!
英語でコミュニュケーションが取れないとなると、他に方法がないでしょ?
―間違いばっかりだし、アクセントもあるけど、「私はネイティブじゃないんだから別にいいじゃない!」って感じ。
その通り!
―じゃあ、短期でも留学を考えている人に、自信をつけるためにも、Bと同じような短期留学をおすすめする?
ええ!自分を知る機会にもなるし、可能性を広げることができるし、自立できるし、異なる文化を理解しやすくなるし、もっと多様な価値観を受け入れることができるでしょうし。
あと、やっぱり外国語で話すことへの不安がなくなることは大きなことね。
たった3か月って思われるかもしれないけど、日本語を話すことに恐怖心が無くなったのは、自分にとってすごく有益なことだわ。
滞在中の経験をより濃密にするためのアドバイス
―語学留学、交換留学、ワーホリなど、色々な目的で海外に行きたいと思っている学生たちに、その機会をより良い経験にするためのアドバスをお願い!
まず、必要だと思っている金額よりお金が必要よ。これはいつもそう。
必要だと思っている額を2倍してみて!きっとそれが実際に十分と思える額よ。
結構旅行したりするだろうから!私がそうだったように(笑)
あと、友人を積極的に作っていって!
―友人は、現地の人だけではなくて、同じように留学に来た他国の人たちもってことかな?
実は、日本の友だちはほとんどできなくて、今も連絡を取り続けてるのは1人だけなの。
その代わり、私と同じように留学してきた人たちとの交流で、学ぶことが沢山あったわ。
各国の問題やその人の意見を知ることで、より多様な価値観に触れることができたの。
―ちなみに、どの国の人の話が一番面白かったとかある?
中国かな。
日本へ留学するまでは中国には全く興味が無かったんだけど、中国からの学生が沢山いて、彼らと話をして、今までは考えたこともなかったようなことを考えたわ。
とっても興味深かった!
あと、海外で使えるクレジットカードは慎重に選んだ方が良いと思うわ。
クレジットカードを使うのか、毎回現地通貨に両替して使うのか、人によってベストな答えは違うと思うけど、為替レートがどうなっているかし、渡航前からよく確認しておいた方が良いと思う。
ホームシックへの対処法
―ホームシックは感じた?
全く!笑 日本に無いポーランド料理が時々恋しくなった時はあったけど(笑)
―ポーランドから持って行った物はある?
いいえ、ないわ。
―まぁ、3か月だったしね。
ええ、でも、長期の留学だったとしても、特別な物は持って行かないと思う。知り合いの中には、母国から、箱詰めにして、日本へ郵送してもらってる人はいたけど。
ポーランドにいる友だちが恋しくなった時はもちろんあったけどね。
―ホームシックじゃなくても、一人でちょっと寂しいな、って感じた時はどう対処した?
オンラインで友だちに話したり、日本で留学している他の学生に話しかけて交流したわ。
ただ、8時間の時差は大きいわね。自分に時間があっても、友だちは寝ていたり、仕事をしている時間だったりするから。
だから、留学先の現地で友人を作るようにすると良いと思うわ。
正直、自分が一人で寂しい気持ちになるなんて思ってなかったの。
―普段は一人で過ごすこと多いし、それが好きだからね。
そうそう。
まとめ
世の中には「短期留学なら意味がない」「語学なんて日本でも勉強できる」という声もあり、私も理由と場合によっては同意です。
しかし、短期留学へ行く目的が
自分に自信をつけるため
外国語を話すことへの抵抗感をなくすため
自立するため
長期留学ができそうか見極めるため
など、自分の中でしっかりと持てていれば、十分すぎるほど行く意味があるのではないかと思います。
今回Bは、
自分自身のことをもっと知る
新たな価値観に触れる
外国語を話すことへの抵抗感・恐怖心を払拭する
ことが、たった3か月、されど3か月で達成できました。
私もそうですが、Bも一人で過ごすことが上手です←自慢です。すみません(笑)
そんなBでも、日本という外国で暮らしてみたことによって、どんな時に寂しいと思うかを身を持って経験できたはずです。
これは、自分自身をより知っていく上で非常に大切なことですよね。
自分の感情とどう向き合って、対処していけばいいか、今後の人生においても大きなヒントになる経験だったことでしょう。
短いですが、今回は以上です!
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