こんにちは、Ayakaです。
ワルシャワ大学の図書館は屋上のガーデンが観光スポットにもなっている為、ワルシャワに来られた際には訪れる方もいますが、学生証や許可を取得している人でないと図書館の中には入ることができません。
セキュリティチェックも図書館にしては少し厳しめで、出入り口には必ず2、3人体制で人の出入りと貸し出した本のチェックが行われています。
コートやジャンパー等かさばる衣服は、エントランスへ行く前にロッカールームへ預けなければならず、飲食物に関しては、中身の見える容器に入った水以外全て禁止です。
割と大きな建物なので中がどうなっているか気になっている人もいるのではないかな、と思いワルシャワ大学の図書館内と、ついでにガーデンも少しご紹介します!
外観と公共のスペース
ネットで見る写真の方が断然綺麗ですが、曇りの日はどうしてもこんな感じでどんよりしています。色々な言語で書かれた文献の石碑がずらりと並んでいます。
ショパン出身地のポーランドらしく楽譜も並んでいます。
タイトルにもあるように入り口にあるピンクの鉄鋼についてですが、何であるかは、ポーランド人の学生も知らないことが多いです。
実はこれ、ポーランドがソ連圏時代に、検閲から逃れる為、書籍等を地下に埋めるのに用いられた鉄鋼の実物大なんです!
こんな大きな物が長い間地下に埋まっていたのか、と思いました。
建物内に入ると(建物内に入った後に図書館の出入り口がある)、公共のスペースがあり、ベンチはもちろんのこと、カフェや本屋、売店、自販機、食堂があります。本のセールやイベントをこのスペースでしていることが時々あります。
一日中図書館で勉強する学生は、一旦図書館からこの公共スペースに出て昼食や夕食を食べることが多いです。
図書館内全体
図書館のエントランスの真上には大きな本の見開きの石碑がどーんとあります。
▼エントランスを図書館内から見た写真です。
▼らせん階段が結構あります。時々目がぐるぐる回りそうになります(笑)


▼本棚です。全部はもちろん撮りきれないので一部のみで!



▼通路など、広いスペースはこんな感じです。




期間限定で展示がされていることもあります。
▼入ってそのまま真っ直ぐ進むとワルシャワ大学の校章がデザインされた椅子がありますが、座ることは禁止されています。


▼私のお気に入りの場所ですが、ガラス張りの渡り廊下があります。


▼なんと茶道室まであるんです!
ワルシャワ大学日本語学科の倍率が高いだけありますね。
写真を撮った日は残念ながらドアが閉まっていて、中に誰もいないようでしたが、時々学生と思われる人たちが茶道を練習しています。


書道の額縁は茶道室のすぐ傍に必ずある他、日本語に関する作品が展示されている時もあります。
▼会議やカンファレンスに使われる部屋もあります。
またまた閉まっていましたが、1部屋だけでなく、スクリーン等機材付きの部屋があります。
このような部屋を使用して、特別に図書館内で授業が行われることもごくごくたま~にあります。
勉強スペース
写真を撮ったのはかなり朝早い時間帯だった為、生徒が少ないですが、この日の午後には席を見つけられない生徒がいるほど混みました。


▲大きなクッションでかなりリラックスして勉強することもできます。寝ている人がいることが結構あるのですが(笑)
▲本棚の間にも座れるスペースがあります。
このスペースにはコンセントが近くにないのが残念です。あくまで本を読むためのスペースですから仕方ないですね。
▲広いスペースが見渡せる席です。
他の勉強スペースに比べて数が少ない上、人気なので、すぐに埋まってしまいます。
▲とにかく自分だけのスペースが欲しい人は個室を利用することができます。
私は使ったことがないのですが、専用のカウンターで利用したい旨を伝える必要があると思います。
▲この勉強スペースは広くてコンセントも沢山あるのですが、一つ気になることが・・・。
屋上にあるガーデンが天井にかなり近いので、子どもたちが窓をコンコンしてきたり、大声を出していると室内に響いてかなり迷惑です(笑)
屋上を訪問される方は絶対にやめてくださいね~(笑) 静かにすべき所ですから。
トイレ
現在のポーランド政権はかなり保守的ですが、ワルシャワ大学の図書館は一歩も二歩も先をいっているのでは?と思いました。
というのも、図書館内のトイレは(公共のスペースにあるトイレは別です)性別関係なく使えるようになっています。
すべて個室なので人目を気にすることなく使用することができますよね。
ガーデン
ガーデンの簡単な紹介をします。
建物内に入らずにガーデンへ向かうこともできますが、せっかくなので建物内の公共のスペースを突っ切ってガーデンへ行ってみてください。公共のスペースは広々としていて開放的ですよ!特に夏や冬は温度調節されている所があるのは嬉しいですしね。
真っ直ぐ進むだけなので迷う心配は無用ですが、一応こんな感じで親切に案内されています。
ガーデンの入り口側から見た建物の外観はこんな感じです。
ガーデンへの入り口はあまりにもそっけなさ過ぎて「本当にここで合っているのか!?」と思ってしまいますが、緑のフェンスでできた入り口をくぐってください。
季節によって咲いている花が違うのですが、やはり春、夏は綺麗です。



寝そべって話している人たちもいるので、ピクニック気分でサンドウィッチなど持参されてみてはいかがでしょう。


屋上に行くには図書館に沿った階段を登ります。以外と長いので、きついと感じれば休憩をとりながら無理せずにゆっくりと!


屋上でカップルがイチャイチャしてることがありますが、無視しましょう(笑)
以上、ワルシャワ大学図書館のツアーでした!
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一家に一冊は置いておきたい!ポーランドの案内ブック 見ているだけでワクワク心躍る本です! もちろん私の実家にも1冊置いてあります。 ポーランドのガイドブックは書店では見つけにくいので是非オンラインで購入されてみてはどうですか? |